日本ハム(株)が販売する「森の薫り®」シリーズのソーセージ、ハム、ベーコンにおける分析事例を紹介します。
◆調査の目的
販売商品のLCA分析を通して得られた結果から環境への配慮を評価・改善します。
◆インベントリ分析
この調査では、原料(お肉、小麦等)の調達・生産・加工に始まり、商品パッケージの廃棄・リサイクルまでに大きく5つの段階に分けて調査を行います(下図参照)。
◆分析結果
算定の結果、図のように原材料調達の側面での排出規模が大きいことが分かりました。


◆結果の解釈
分析の結果、ニッポンハムグループの操業範囲でのCO2排出量は比較的小さく、原材料調達の側面での排出規模が大きいことが分かりました。

そこで、削減に取り組むべき対象は何か、CO2排出規模とニッポンハムグループの管理のしやすさ(関与度)の観点から分析。排出規模は小さいが、関与できる余地が大きい包装材料・段ボールを先行項目として取り組みを進めています。
画像は 日本ハムウェブサイト より引用